【脳外科の看護師転職】自称エリート看護師集団とさようなら、回復期病棟へ転職したら、患者と向き合う看護が実践できた話。

【脳外科の看護師転職体験談】自称エリート看護師集団とさようなら、回復期病棟へ転職したら、患者と向き合う看護が実践できた話。

【性別】女性
【職業】
正看護師(看護師)
【働き始めの年齢】
26歳
【転職時の年齢】
28歳
【転職して何年経ったか】
13年
【その後】
さらに転職し職場を変えた


【女性】
28歳のときに、
総合病院/脳外科
から、
回復期病棟
に転職。




【転職前の職場形態】
総合病院(複数の診療科)
【転職前の診療科目】
脳外科
【転職前の職場環境】
業務内容は急性期の脳外科病棟、看護師の人数は30数名いたと思います。
人柄はプライドが高い話掛けにくい人が多くいました。
後輩看護師の中にも先輩看護師を馬鹿にした態度の人達も多くいました。
今思えば同じ大学出身者同士の派閥があったと思います。
地方出身者や中途採用者などには派閥に属せず黙々と業務こなす素敵な人達もいましたが、いい人ほどすぐに退職する傾向にあったと思います。
医師は全体的にいい人ばかりだったと思います、横柄な態度や話しかけにくい医師はそのころはいなかったと思います。
患者は常に満床で空きベッドがなかったです、入退院も頻繁で休み明けの出勤で知らない患者ばかりは日常茶飯事でした。
給料は特別安く同じ看護学校卒業した友人の話を聞いたらビックリするぐらい安かったことを覚えています。
休みは公休は消化できましたが、年休(有給)ほとんで消化できませんでした。
転職してから前の職場がひどい環境だったと改めて感じました。




【転職の理由】
一番の理由は人間関係です、同僚との人間関係はどうにかなっても、主任や看護師長に嫌われたらどうすることもできません。
理不尽な嫌がらせもりました。
病棟から一人、ひとりと退職していき、私の番がきたって感じで退職しました。
日々の業務も忙しく、給料は安く、休みの日でも委員会、病棟会、勉強会、で病院に行く日々が続きました。
休みで旅行に行くのも看護師長の許可が必要で、黙った旅行に行ったことがバレたて凄く怒られました。
理由は急な出勤要請をする事があるから休みの日は家にいることとって言われました。
今、考えたら異常だと思います。

【ためらった理由】
後輩看護師の指導についていた。
転職活動する時間的余裕がなかった。
退職後の年金や健康保険の手続きが正直面倒だった。

【転職の決め手】
看護師長に売られたことです。
入院患者からのクレームを全て私の責任しました。
私は当事者でもなければ、その場にも居なかったのに、どこでそんな話になったのかサッパリ解らないまま、私は患者に頭を下げ謝罪したあと、自宅謹慎処分になりました。
それまでの積み重ねもありましたが、これはさすが酷いと思い辞めることを決意しました。
看護部長に退職を申し出たあとも酷かったです。
退職の意思を伝えると、別部署に異動の辞令が突然出て、異動先が総務課でした。
退職すると言っているのに、「看護師としては仕事させられないの。」との言われ、日本語が通じないのかと思いました。
あとから聞いた話ですが、どうやら看護師の人数が基準以下になっており診療報酬が減算される状態だったみたいです、だから一人でも辞めるとヤバイ状態だったみたいです。
どんなカラクリか解りませんが、勤務実態がない看護師が書類上は病棟勤務看護師として名前が挙がっていたとか、聞いた話なのでどこまで本当か解りませんが。
私も名前だけ病棟に在籍する形になっていたのかもしれません。




【相談した人】
特に誰にも相談せずに退職しました。
理由は本当に退職を決意したときは心身ともにボロボロで、限界だったから相談もなにもありせんでした、特に心は壊れかけており、正常な判断能力が完全に欠けていた状態でした。
本当に壊れると思い強引に逃げるように退職しました。




【転職サイトを使ったか】
転職サイトを一社使った

【何社使ったか】
ナース人材バンクセンターに登録して利用しました。
スマホで転職サイトを閲覧したときにみつけて、電話番号を登録しました。
登録したのはそこだけです。

【転職サイトのイマイチなところ】
私の気持ちとは関係なく、面接の予定が先方の希望日で決定する事は所は困りました。
また、面接希望を申し出ても、求人を出しているのに、面接すらしてくれないとの返答とかありました。
たぶん、なにかしらの損得が影響しているのかなって思いました。
いい人材を紹介したいとか、早く人材を確保したいとか、あくまでも私の想像ですが。

【転職サイトを使って良かったこと】
対応が早いところは助かりました。
午前に電話で話をしたら、午後にも数件の求人を紹介してもらえました。
その日のうちに面接の約束まで話が進むこともありました。
連絡は基本LINEを使用していたので、時間を気にせずいつでも連絡できたのも良かったです。
履歴書や自己紹介文を先にみて、アドバイスしてくれたりしたのも良かったです。
直接聞きにくい給料の件も代わりに交渉してもらったのは凄く助かりました。




【転職先を決めた理由】
看護部長の人柄。
通勤距離が適度。
病院の規模が大きすぎない。




【退職する時の心境】
気持ちは正直辛かったです。
ちゃんと退職した訳ではなくある日突然退職したわけですから。
同僚や患者の反応は不明です。
何もわかりません。
覚えていることは勉強会の資料や書類などすべてその日に破って捨て、パソコンに保全していたデータも消去して、病院関係者の携帯のアドレス帳も削除、ラインはブロックしました。
こんな心境になったのは後にも先にもあの時だけです。




【転職後の職場形態】
その他

【転職後の診療科目】
回復期病棟

【転職後の職場環境】
回復期病棟勤務、看護師は20名前後(常に入れ替わりがあるので変動します)人柄はいい人ばかりです。
医師も比較的いい人ばかりです。
中には変わった医師もいますが、話せば普通の人でした。
患者の人数は満床で56床です。
高齢者が多く、認知症の患者も多いです。
給料は転職して良かったと思える額頂いております。
休みは年休(有給)すべて消化できております。




【転職後のイマイチなところ】
同じ職場に長く勤務している看護師よりも、他で経験を積んできた看護師を優遇することは理解できません。
昨日今日入職したばかりの看護師の意見は聴くのに、ずっとそこで働いている看護師の意見は無視するのは納得できません。
結局上に立つ役職の看護師の好き嫌いで物事が決定するのが、看護師の職場の実態なんだと思いました。
人間関係はそこまで悩みませんが、直属の上司には常に悩まされます。
こればかりは就職するまで解らないので仕方ありません。

【転職後の良いところ】
勤務時間内で業務が終わることは満足しています。
職場の人間関係も良好です。
休みもありますし、休日出勤もありません。
仕事内容もやりがいを感じて取り組めています。
患者は高齢者中心ですが、患者家族とも概ね信頼関係を築けていると感じています。
多職種の人達との関係も良好で特に問題ありません。
仲良くしてくれる同僚もいるので、時には仕事の悩みを相談したりでき充実していると思います。
車通勤可で駐車場代がいらないことも満足しています。




【生活と心境の変化】
心に余裕が生まれました。
自分の時間を持つことができ、趣味や楽しみの時間が増えました。
経済的にも余裕ができ、生命保険に加入することもできました。
何より最も大きな変化は寝れるようになったことです、以前は不眠症に悩んでいました。




【生活と心境の変化】
転職して良かったと思う。



【転職前の自分へアドバイス】
ずっと我慢せずに早く楽になった方がいいとアドバイスしたいです。
もしも、本当に昔の自分と話せるのなら、仕事中心の生活は自分の為にはならない、人のために生きるのでなく、自分のために生きてほしい。
と伝えたいです。
あと、自分の評価を自分で下げないことも伝えたいです。
昔は「自分はダメだ。」と思っていました。
今はそのように思うことはなくなりました。
環境が変われば人も変わることを伝えたいです。