【皮膚科の看護師転職】理不尽なお説教事務にうんざり!転職して家庭も仕事もうまくいくようになった話。

【皮膚科の看護師転職体験談】理不尽なお説教事務にうんざり!転職して家庭も仕事もうまくいくようになった話。

【性別】女性
【職業】
正看護師(看護師)
【働き始めの年齢】
22歳
【転職時の年齢】
26歳
【転職して何年経ったか】
1年
【その後】
今は退職し別の職業


【女性】
26歳のときに、
診療所/皮膚科
から、
総合病院/医療型療養病棟
に転職。




【転職前の職場形態】
診療所(クリニック)
【転職前の診療科目】
皮膚科
【転職前の職場環境】
業務内容:医師の診療介助、小オペ介助、美容皮膚科の各種施術。
看護師人数:平日3人〜4人、土曜日2人。
受付事務が1人。
医師人数:院長とバイトの先生の基本2人体制。
バイトの先生は3〜4名いる。
患者人数:1日100〜人。
夏はもっと多い。
小児〜成人・老年。
美容皮膚科も行っていたので、セレブな感じの女性50代〜60代も多い。
給料:時給1800円
休日:希望を出せば休みは取れるが、どうしても入って欲しいと言われたところは入っていた。




【転職の理由】
・忙しすぎるわりに、時給が低く感じた。
・次々にくる患者の処置を予測して物品を準備したり、同時にオペの介助や、予約で入っている美容施術の準備をするという多重業務なのに、その上バイトの先生の処置伝票や処方伝票にミスがないか確認しないといけないのと、ミスが見つかった場合に「ちゃんと見たの?」と事務から強烈に怒られることに対していつも不満だった。
・他の長く勤めていた看護師が、よかれと思って事務仕事もしているがゆえに、自分も当たり前のように事務仕事をやらないといけないことが多く、それができていないときに事務に怒られることに対して理不尽さを感じていた。

【ためらった理由】
・自宅から一番近い職場という利点があったため、今後転職先が自宅から遠くなることに対して迷っていた。
・結婚・出産で近日にやめる看護師がいたため、立て続けに自分が辞める話をすることが断られそうで言いづらかった。
・すごく辞めたかったけど、初めての転職で理由もどのように説明してやめたらよいか分からなかった。

【転職の決め手】
受付事務さんが忙しくてイライラしている日だったので、地雷を踏まないようにとその日も過ごしていましたが、伝票にハンコをつく手間を省くために事前に印刷機に入れる用紙には、その日の先生のハンコを押してある白い用紙に入れ替えておく必要があったらしく、どうやら白紙のコピー用紙が入ったままになっていたせいで手間が増えたと、「これ言われなかった?ここではこういうやり方をしてるんだから覚えて!」と怒られ、非常に頭に来た。
私はそんな説明は一度も聞いたことがなかったし、自分がやったこともなかったので、知らなかったのに、しかもその日いた看護師は私だけではなくほかにもいたのに、なぜ私がそんなに怒られないといけないのかがわからなかった。
今までは誰かが親切にやってくれていたんだろうけど、そういうのは基本的に事務がやることだと思うし、お願いするなら丁寧にお願いされた方が気持ちがいいのに、どういう立場でものを言っているんだろうと思った。
周りは見て見ぬふりというか、何も反応なし。
その人を変えることはできないし、辞めた方が早いなと思い辞める決意をした。




【相談した人】
夫に相談した。
自分に今の職場はあっていないと感じることや、職場でも理不尽さを感じていて、やりがいも見いだせないこと。
ただ、辞めるとしても、直近でやめる同僚がいるため、自分が辞めたいとは言い出しにくいこと。
かりに、辞める話を持ち掛けるにしても、どのような理由で辞めたらいいかわからないと相談した。
すると、夫は「無理して続けることはないし、看護師ならほかにも沢山職場はあるから、大丈夫。
辞める理由は、旦那の転勤で職場が遠くなってしまうからと言えばいいよ。」
と言ってくれて、心が決まった。




【転職サイトを使ったか】
転職サイトは使っていない

【どうやって転職したか】
知り合いの看護師の先輩からの勧めで転職した。

【転職時に困ったこと】
たいてい人が足りないと言われているとことは、離職率が高いか、給料が低いか、給料が高くてもブラックかなので、先輩から「人が足りてなくてさ」と言われたときに、どうしようかと悩んだが、どこも人手不足な看護師業界であることは知っていたので、他の条件を総合的に考えて決めようと思った。
なかでも、職場の人間関係や、以前の職場にいたような理不尽な人がいないかどうかのリサーチをしておこうと思った。

【転職でお世話になったこと、嬉しかったこと】
先輩自身がその職場で働いていたこともあって、職場の人間関係はリアルに知ることができたので非常にありがたかった。
ママさんナースや、パートの人も何人かいると聞いて、さらに安心。
古株の看護師が多いという情報ももらったが、その看護師さんたちから学ぶことも多いだろうとポジティブに考えた。
先輩自体はやめることが決まっていたが、その先輩ともしばらく一緒に働けたため、職場環境に打ち解けやすく本当に感謝だった。




【転職先を決めた理由】
・徒歩と電車合わせて40分圏内にあったから。
・時給2200円で、(人によっては少ないかもしれないが)前の職場よりも納得のいく給料だったから。
・仕事内容も以前の多重業務とは異なり単純で、すぐに働きやすい職場だった。




【退職する時の心境】
退職を申し出たとき、理由が旦那の転勤のためという仕方がないもので申し出たため、看護リーダーも思ったより引き留めたりはしなかった。
事務の人や他の看護師も仕方ないという感じで送り出してくれたので、心境としては「ホッとした」が一番当てはまるかと。
そのあと、皮膚科のクリニックよりも時給のいい場所に転職もできて、本当にやめてよかったと実感し始めた。




【転職後の職場形態】
総合病院(複数の診療科)

【転職後の診療科目】
医療型療養病棟

【転職後の職場環境】
業務内容:入院患者の日常生活援助、輸液管理。
内服管理。
医師の診療介助。
看取り、退院支援。
看護師:25人
医師:2人(古株の優しいおじいさん)
患者:36人(全介助がほとんど。
動ける人は2・3人)
給料:パートタイム時給2200円 
休み:希望休を月2日まで申請できる。




【転職後のイマイチなところ】
基本的にはそこまで後悔していることはないが、長く勤めている看護師や古株の先生がたのいる病棟だったので、電子カルテを使いこなせておらず、紙カルテも併用して使われていることに対して、仕事量が多くなると感じている。
また、古株の看護師が多く、改善してほしいと思った部分があっても、融通が利かないことも多々ある。

【転職後の良いところ】
ママさん看護師が多いせいか、すごく温和な看護師が多く、意思疎通もしっかりとれるメンバーがそろっており、非常に仕事が進めやすい。
業務内容も、ルーティン化されているため、そこまで苦ではなく、イレギュラーな対応が求められても余裕をもって行える。
クリニックとは違って、入院している患者さんが相手なので、しっかりと個別性を意識して丁寧に看護できる点が満足している。




【生活と心境の変化】
心にゆとりをもって生活できるようになった。
なにより、出勤時に「いやだな、憂鬱だな」と思うことがなくなった。
自分の仕事にやりがいを感じるようになったし、工夫をしたり改善できるようになったことが嬉しい。
家に帰ってからも、旦那さんにたいしてイライラすることが全くなくなった。
長らく取り組んでいた妊活が上手くいくようになって、念願の赤ちゃんを授かることができた。




【生活と心境の変化】
転職して良かったと思う。



【転職前の自分へアドバイス】
転職には勇気がいるし、まじめな理由で辞めないとと職場の人を気にすると思うけど、自分がそこをやめても大丈夫と言ってあげたい。
たとえ自分が辞めても、職場は残った人で何とかするし、空いた穴には必ずだれか入ってくるようになるし、一番大事なのは自分の心身の健康と、守りたい家族であることを念頭に置いて、勇気をもって転職してほしい。