【脳神経外科の看護師転職】人生の折り返し。病院勤務だけが看護師の生きる場所ではない。

【脳神経外科の看護師転職体験談】人生の折り返し。病院勤務だけが看護師の生きる場所ではない。

【性別】男性
【職業】
正看護師(看護師)
【働き始めの年齢】
21歳
【転職時の年齢】
31歳
【転職して何年経ったか】
10年
【その後】
今もその転職先で働いている


【男性】
31歳のときに、
急性期病院/整形外科 脳神経外科
から、
病院/整形外科
に転職。




【転職前の職場形態】
急性期病院
【転職前の診療科目】
整形外科 脳神経外科
【転職前の職場環境】
骨折や外傷性脳疾患、内科の緊急入院した患者の看護。
手術患者の看護。
1病棟看護師は30名程度。
整形外科は体の各部位治療を専門とする医師がいて、いろいろな手術を行っている。
認知症患者もおおかったり、社会的、経済的に生活が困難な患者も受け入れて、退院支援が困難になる例がたくさんあった。
給料は10年働いて、残業で稼いで手取りは28万円くらい。
休みは人員不足で有給は十分に取得できずに退職した。




【転職の理由】
・病棟に入院を取れと言う当直師長のパワハラ
・給与形態の変更
・3交代という激務

【ためらった理由】
・退職金の増加率が今後伸びるため
・慣れた環境
・迅速な検査や処方ができる環境の良さ

【転職の決め手】
まずは彼女と同棲するために、過去の職場では遠すぎたこと。
管理職にならなければ給与があがらないという給与形態に納得しなかったから。
その形態を知っていた労働組合の職員がバタバタと辞めていったのを見て、給与に関して未来がないのではないかと意識するようになった。
事前に退職する意思を伝えていたにも関わらず、有給を十分に消化できないことを前もって言われたことで信頼を無くした。
コロナ病棟のせいで、業務量が増えて多忙にあったが、病院からは目立ったボーナスなどはなかった。
定時で帰って、プラベートを充実させるためには、この病院では難しいと考える期間が数年前からあった。
年を重ねて、3交代という激務をこなす自信がなかった。




【相談した人】
家族に相談した。
前職場がある程度しれたブランドだったため、もったいないと言われた。
彼女に相談した。
彼女の職場を考慮して、働く場所のだいたいのエリアを決める必要があった。
彼女は自分のために転職することを喜んでいた。




【転職サイトを使ったか】
転職サイトは使っていない

【どうやって転職したか】
興味がある病院の公式サイトの登録フォームから。

【転職時に困ったこと】
本当に自分の希望に合った職場なのか不明瞭だった。
多くの職場から自分にあった職場を比較できなかったので、もし働いてみてイメージと違ったりしたらどうしようか不安が強くなった。
転職サイトをつかわなかったから、自分の過去の経歴や職務経歴書、履歴書などの書き方のポイントがわからず、いろいろなサイトで調べて、工夫しなければならなかった。

【転職でお世話になったこと、嬉しかったこと】
退職した職場を先に辞めた同僚の現在の生活スタイルや辞めてよかったこと、悪かったことなど転職看護のリアルを教えてもらった。
自分が転職することで求めるものが多く、絞らなければ最良の転職先は見つけられないとわかってから、残業が少ない、患者の全身状態が落ち着いていることなどを最優先にし探したところいくつか絞ることができたことはよかったと思う。




【転職先を決めた理由】
・応援しているスポーツクラブのスタジアムに近い
・2交代で明けの翌日が必ず休み
・整形外科専門病院というシンプルさ




【退職する時の心境】
寂しい気持ちも清々しい気持ちもあった。
同僚とは定期的に飲み会を開いて、嫌いな上司の愚痴を話すことが楽しかった。
その人間関係が少なくなってしまうのは大きな損失だと思った。
反面、ストレスを感じる働き方だったので、それから逃げられるのは自分の人生が豊かになると前向きな印象に感じることができてすっきりもしたし嬉しかった。




【転職後の職場形態】
病院(一つの診療科)

【転職後の診療科目】
整形外科

【転職後の職場環境】
股関節、膝関節の加齢的変化に対する人工関節置換術など手術患者の看護。
看護師は20数名でそのうち男性は2名。
スタッフが退職することが多く、長年働くスタッフがいないことに不安に思うことがある。
予定手術が多く、認知機能が良好な患者が多いため、会話することができて精神的なストレスは少ない印象にある。




【転職後のイマイチなところ】
給与が安い。
過去の職場のボーナスが2ヶ月は貰えていたが、現在の病院は1.2ヶ月らしい。
医師はベテランが多く、癖が強い。
転職先には検査部がなく、外注業社のため結果が出るまで時間がかかって、治療に差し支える。

【転職後の良いところ】
若いスタッフが多いため、気さくに話すことができる。
クリニカルパスというカレンダーで患者は治療やリハビリが進んでいくため、入院期間に患者で個人差が出にくい。
イレギュラーなことが起こりにくいため、残業も少ないのがメリット。
休みは深夜明けの翌日はやすみになるため、月に2連休が多くあるように感じて充実したプライベートにつながる。




【生活と心境の変化】
まだまだ転職したばかりでわからないが、給与が下がることが考えられるので、日々の節約により一層励む必要がある。
新たに頑張らなければいけないが、環境の変化によってストレスが多い。
給与が安いから、できるだけ残業せず、早く退社してプライベートを充実させようと意識が強くなった。




【生活と心境の変化】
転職して良かったと思う。



【転職前の自分へアドバイス】
転職するなら、いろいろ職場を見て、実際に職場を見学したりして、多くの情報を得た方がいい。
その多くの情報から自分に本当にあった職場を探したほうがいい。
転職前に自分の時間を過ごす期間、看護師以外の以外の仕事をしてみるのもしかり、看護師だけが仕事じゃないことを教えてあげたい。
アルバイトなど勤務時間が自由に調整できるのも魅力的だと教えたい。