【呼吸器内科の看護師転職】超過勤務と少ない休日、馬車馬のように働くのはもうこりごり。転職したら人生が豊かになった話

【呼吸器内科の看護師転職体験談】超過勤務と少ない休日、馬車馬のように働くのはもうこりごり。転職したら人生が豊かになった話

【性別】女性
【職業】
正看護師(看護師)
【働き始めの年齢】
22歳
【転職時の年齢】
27歳
【転職して何年経ったか】
6年
【その後】
今は退職し主婦


【女性】
27歳のときに、
総合病院/呼吸器内科
から、
老人向け施設
に転職。




【転職前の職場形態】
総合病院(複数の診療科)
【転職前の診療科目】
呼吸器内科
【転職前の職場環境】
二交代。
中堅看護師の退職率が高く、ベテラン看護師と新人看護師に二分化されていた。

基本給も低いが、手当の少なさが目立った。
夜勤手当がとくに少なかった。
公休を確実に取ることが難しく、有給取得が難しかった。




【転職の理由】
・興味のある分野でスキルアップしたいと思ったから
・休みをしっかり取れる職場に移りたいと思ったから
・合わない先輩看護師との勤務に限界を感じたから

【ためらった理由】
・上司に相談しづらかったから
・慣れた環境から新しい場所へ移ることに不安があったから
・人手不足の中で退職することは同僚に申し訳ないと思ったから

【転職の決め手】
年度末に必ず上司との個人面談があり、次年度に向けての目標等を話し合う必要があった。
転職の意向を伝え転職時期について相談をしようとしたが、「私にはわからないから。」と言われた。
「看護部に相談する。」とだけ言われ、直属の上司なのに私の気持ちをしっかり聞こうとはしてくれないのか、と本当に嫌な気持ちだった。
なぜ今までの私をその目で見てきた上司なのに、転職に至った思いを聞こうとしないのか。
スタッフ1人1人に興味持てよ、と腹が立つ。
新卒からお世話になった病棟だったため、少しでも転職が決まっても残りの時間は病棟への恩返しのつもりで変わらず精一杯働こうと思っていたが、上司の態度を見て、「すぐに辞めよう。」と決意した。




【相談した人】
両親、婚約者、友人に相談した。
「転職したい。」と率直に伝えたところ、婚約者も友人も「思うようにするのが一番。
どこにいっても応援している。」
と言ってくれた。
両親は驚いていたが、「決めた道を応援するから、がんばりなさい。」と言ってくれ、転職を決めた。




【転職サイトを使ったか】
転職サイトを二社使った

【何社使ったか】
ナース人材バンクと看護rooに登録した。
当初転職しようとしていた職場から「新婚のスタッフは雇わない」と面接を受けることすらできず、最終的に看護rooからの紹介で別の施設と派遣契約を行った。

【転職サイトのイマイチなところ】
登録後にかかってきた電話の対応が会社によって全然違った。
一社はとても丁寧で、こちらの意向を細かく聞いてサポートしてくれた。
もう一社は、自分たちの腕を自慢するような口振りで、こちらの意向を丁寧には聞いてくれず電話口で疲れてしまった。
そのような対応だと信頼関係を築くことはできず、自分の将来に関わる転職についてを相談しようという気持ちになれなかった。

【転職サイトを使って良かったこと】
対応の丁寧だったサイトは、電話口でまず細かくこちらの要望を聞き取り調査してくれた。
当時婚約中だったため妊娠出産などを考えているのか等、こちらの人生設計から一緒に想像し考えてくれたため安心できた。
初めての転職のため、転職先を見学する際にどういった視点で見ればよいか不安もあったため、事前に相手先に連絡して様々な情報をリサーチしてもらえて助かった。




【転職先を決めた理由】
・給与がよかった
・夜勤なし、休みが多い
・残業、委員会活動なし




【退職する時の心境】
激務から解放される喜びは本当に大きかったし、新しい場所へ行くワクワク感もあった。
辞めると決めてから実際に退職するまでが早かったため、お世話になった先輩方に報告した際、とても驚かれたし申し訳なさを感じた。
患者さんからは、応援の言葉をたくさんいただいて、本当にありがたかった。
気の合わない先輩は、私が辞めることを知ってそれまで以上にあたりがきつくなった。
「自分も辞めたい。」と愚痴るぐらいならお前も辞めればいいのにと思った。
とても腹が立ったが、もう辞めるからどうでもいい、と私も退職まで無視して過ごした。
辞めてその先輩と関わらなくて良くなり、本当にうれしかった。




【転職後の職場形態】
老人向け施設

【転職後の診療科目】
施設のため診療科はなし

【転職後の職場環境】
通所介護施設と入所介護施設が併設された施設の通所部門で勤務。
看護師の人数は1?2名/日。
医師は月に一度往診に来ていた。
要介護2?5程度の利用者が10?15名/日来所していた。
日祝は固定休、そのほかはシフト制。




【転職後のイマイチなところ】
介護職員も多かったため、介護職と看護職のいがみ合いのようなことが少しあった。
看護師を目の敵にするような介護職員がおり、「看護師は高飛車でトイレ介助すらしない。」と愚痴られることが多かった。
私はトイレや入浴介助も行っていたので何も言われなかったが、ほかの看護職員と介護職員の板挟みのようになることが少しあった。

【転職後の良いところ】
午前中は入浴介助等で時間に追われ大変だったが、午後からは比較的落ち着いており、病院勤務時代より体力的に楽になった。
休みもしっかりとることができ、病院時代は休みの日にも病棟会や研修に参加しなければいけなかったが、転職先では休み返上は一切なかった。
利用者さんは心穏やかな方が多く、コミュニケーションをとることが楽しかった。
上司は部下の意見をしっかりと聞いてくれ、話しやすく、とてもありがたかった。




【生活と心境の変化】
夜勤がなくなったことで体調を崩すことが少なくなり、肌の調子が格段に良くなった。
今までの生活リズムは異常だったんだと改めて気づいてゾッとした。
夜勤がなくなったことで、職場以外の友人との予定が立てやすくなったことがうれしかった。




【生活と心境の変化】
転職して良かったと思う。



【転職前の自分へアドバイス】
自分にもっと合う職場は、探せば必ず見つかるよ。
今の職場に無理してしがみついて身体も心も壊れたら元も子もないよ。
やりがいをもって楽しく働いてほしい。
責任感が強いことはいいことだけど、患者さんファーストじゃなく、まずは自分のことを大切にしてあげて。
疲れを無視しないで。
転職は面倒だと思うかもしれないけれど、一歩踏み出して。
転職サイトは当たり外れがあるよ、しっかりと選んで。
自分の希望を細かく聞いて考えてくれるサポート先を見つけてね。