【呼吸器内科の看護師転職】何でも屋さんの病棟看護師から脱獄。看護師の働く場所は病院だけじゃないんだと知り、視野が広くなった話。

【呼吸器内科の看護師転職体験談】何でも屋さんの病棟看護師から脱獄。看護師の働く場所は病院だけじゃないんだと知り、視野が広くなった話。

【性別】女性
【職業】
正看護師(看護師)
【働き始めの年齢】
21歳
【転職時の年齢】
24歳
【転職して何年経ったか】
3年
【その後】
さらに転職し職場を変えた


【女性】
24歳のときに、
総合病院/呼吸器内科
から、
老人向け施設/老人保健施設
に転職。




【転職前の職場形態】
総合病院(複数の診療科)
【転職前の診療科目】
呼吸器内科
【転職前の職場環境】
看護助手が1人しかいなかったため、入浴介助から配膳や配茶までやっていた。
病棟薬剤師もいなかったので入院時の持参薬の整理や内容確認、薬セットを行なっていた。
医師は9.9割おじさんで、意地悪な人とセクハラしがちな人しかいなかった。




【転職の理由】
[3交代の夜勤がキツい][結婚で県外に引っ越すため][人間関係に疲れた]

【ためらった理由】
[親から反対されたから][3年以上は病院で働けと言われていたから][奨学金を借りていたから]

【転職の決め手】
勤めて2年ほど経過した時に、胃炎や生理不順や動悸などが立て続けに起こり、病棟の先輩に相談したところ、「そんなの夜勤やってる人の皆んなが通る道だから。
3年以上耐えれば慣れちゃうよ。」
と笑って言われた。
こいつら、狂ってやがる…!と感じ、その瞬間退職を決意した。
体調不良が続いていた時、夜勤の数時間前に突然嘔吐してしまい動悸もあり、副師長に連絡したら「は?体調管理ができていない。
夜勤の数時間前に言われても迷惑。
もっと前から分かったんじゃないの?どれだけの人に迷惑をかけるか自覚して。」
と怒られた。
突然の体調不良を予測しろなんて不可能だし、理不尽だと感じた。
周りの先輩方は体調不良が当たり前という生活を送っていて、それでも看護師として病院で働きたいというキラキラした人達ばかりで、自分はこれ以上この職場にいたら早死にしてしまうと感じた。




【相談した人】
姉に相談。
結婚をするため県外に引っ越すことを伝えたところ、自分の人生だからと背中を押してくれたけど、地元にいてほしいという思いもあると言われた。
姉以外には、心配をかけたくなかったため、転職先が決まるまで相談をしなかった。




【転職サイトを使ったか】
転職サイトは使っていない

【どうやって転職したか】
知り合いからの紹介があり、知り合いが勤めている職場に転職した。

【転職時に困ったこと】
まず何から考えれば良いか分からなかった。
高齢者施設に興味はあったけど、実際どんな現場なのか想像もつかなかったので、インターネットでいろいろな情報を集めながら転職活動を行なっていた。
夜勤をやらなければ給料が低いこともあり、夜勤をやったほうがいいのかとか、自分がどういう働き方をしたいのかもイマイチ定まっていなかったため、余計に苦労した。

【転職でお世話になったこと、嬉しかったこと】
親戚のおばあちゃんが、「頭の中が整理できるから、転職にあたって妥協できる点と絶対に譲れない点を紙に書き出してごらん。
書き出すことが大事だよ。」
とアドバイスをしてくれたので実践。
転職活動中、たくさん考えて頭の中がゴチャゴチャだったが、その言葉の通りに紙に書き出したところ、自分の求める働き方が導き出せた。




【転職先を決めた理由】
家から近い。
残業が少ない。
自分を必要と言ってくれたから。




【退職する時の心境】
寂しい気持ちもあったけど、内心スッキリしたので、最終日には、病院を出てスキップして家に帰った。
仕事ができない自分だったが、意外と先輩方が惜しんでくださったことに驚いた。
嫌いな人も普通に「元気でね」と見送ってくれた。
仲の良い人は泣いていました。
患者さんの入れ替わりが多かったので、患者さんには簡単に挨拶をした程度。




【転職後の職場形態】
老人向け施設

【転職後の診療科目】
老人保健施設

【転職後の職場環境】
配薬、点眼、入浴の外介助、点滴、口腔ケアなどの業務。
医師は80歳近いおじいちゃんで、すごく厄介。
介護士さんが強く、看護師はお局介護士の言う事に従って業務をしていたような状況。
休みは1ヶ月に9日、日勤のみでオンコールなし。




【転職後のイマイチなところ】
高齢看護師ばかりで、自分だけ浮いていた。
全然馴染めなかった。
老健なのに特養みたいで、何十年も入居している利用者さんが大勢いた。
医師はおじいちゃんで、何度も同じ話をしたり点滴の指示を間違えたり、すぐ怒鳴るような医師。

【転職後の良いところ】
給料が高く、病棟で3交代夜勤をやっていた時よりも年収が大幅に上がった。
フルタイムのパートで働いていたので、責任はあまり負わなくて良い。
何かあったら主任が対応してくれる。
患者さんは唾を吐いてきたり殴ったりつねってきたりと暴力的な認知症の方が多いけど、中には優しい人もいて、馴染めない自分によく声をかけてくれた。
看護師もおばちゃんばかりだが、世話焼きで厳しい時もあるが、丁寧に教えてくれるので助かっている。




【生活と心境の変化】
夜勤をやめてから、白髪がなくなり、肌荒れをしなくなった。
持病も安定して、帰宅後にバタリと倒れて寝てしまうということがなくなった。
仕事が終わってから買い物に行く余裕まででき、生活が充実したなと感じている。




【生活と心境の変化】
転職して良かったと思う。



【転職前の自分へアドバイス】
知らない土地での転職活動で不安が大きいと思うが、勇気を出して色々な人に話を聞いた方が良い。
自分が行動しなければ何も変わらないし、幸せにもなれない。
まずは一歩踏み出すことが大事。
人見知りな自分だけど、えいや!と一歩踏み出したら意外ととんとん拍子に進むこともあるから、ただ不安だ?とか見えない将来を不安がるのではなく、頑張ってください。