【中規模病院の病棟の看護師転職】仕事が辛すぎて焦って転職で大後悔、転職先のリサーチを怠ったせいでブラック人間関係のとんでもない職場に転職してしまった話

【中規模病院の病棟の看護師転職体験談】仕事が辛すぎて焦って転職で大後悔、転職先のリサーチを怠ったせいでブラック人間関係のとんでもない職場に転職してしまった話

【性別】女性
【職業】
正看護師(看護師)
【働き始めの年齢】
23歳
【転職時の年齢】
28歳
【転職して何年経ったか】
3年
【その後】
今は退職し主婦


【女性】
28歳のときに、
総合病院/脳外科、整形外科、皮膚科
から、
地域包括支援センター
に転職。




【転職前の職場形態】
総合病院(複数の診療科)
【転職前の診療科目】
脳外科、整形外科、皮膚科
【転職前の職場環境】
中規模病院の病棟業務。
30名程度の看護師でアットホームな雰囲気だった。
年配の医師が多く2年間隔で若い医師がやってくる。
僻地の病院だったので高齢患者が多かった。
夜勤と残業代込みで手取り24万程度。
休みはそれなりにあったが勉強会等で休日出勤していた。




【転職の理由】
勉強会等で休みの日に病院に行かなければならなかった。
常にスタッフ不足の中で仕事をしておりプレッシャーとストレスで体調を崩した。
モチベーションを保つという名目で時間外に謎の班活動等がありリーダーに指名されると通常業務や委員会活動と並行しなければならず、忙しすぎた。

【ためらった理由】
給料が良かったのと、単純に転職する勇気が出なかった。

【転職の決め手】
嫌々ながらも自分なりに一生懸命に時間外に看護部が定めた病棟の特性の発表会のリーダー業務をつとめたが、主任及び師長から自分のやり方を真っ向から否定され業務を振り出しに戻されたことで心が折れた。
そもそも看護業務でもない自己満足のために時間外をあてること自体が間違っているしモチベーションも逆に下がってしまうと思った。
加えて夜勤業務や度重なる時間外労働で自律神経が乱れ、体調が急激に悪化した。
まだ20代なのに慢性的な脚の痺れや腰痛に悩まされたうえ、ストレスで食欲が落ち激痩せした。
日々人手不足の中で目が回るほど忙しく、毎日のように病棟でインシデントが起こるのに人員の補充をしようとせず業務改善でなんとかしようとする看護部や病院経営のあり方にも不信感がつのった。




【相談した人】
親に相談した。
給料の発生しない時間外労働が多すぎることが辛い、夜勤で体調を崩したので辞めたい等を相談した。
気基本的には転職に賛成の姿勢だったが「仕事をするということは理不尽を受け入れること」といった趣旨のことを言われたため、本音では看護師を続けて欲しかったのだと思う。




【転職サイトを使ったか】
転職サイトを一社使った

【何社使ったか】
転職サイトを1社使った。
ナースパワーを利用。

【転職サイトのイマイチなところ】
転職サービスが何をしてくれるのか分かっておらず、積極的に相談することができなかった。
また保健師を志望していたこともあってそもそもの紹介件数がすくなかった。
面接に付き添ってきてくれた人が転職先を吟味せずすぐ決めさせようと誘導するような言動が多く見られたうえ、面接中のコミュニケーションにも難がありこれなら1人で面接を受けた方が良かったかもと思った。

【転職サイトを使って良かったこと】
採用試験や面接の後にアフターフォローの電話があったのがありがたかった。
保健師の採用が少ないことは承知していたが、その中でもなんとかして良さそうな職場を探してきてくれた。
電話対応が丁寧で安心して会話できた。
転職後も何度か連絡がありその後の状況などを聞いてくれた。
面接の付き添いの人の態度以外については概ね満足できた。




【転職先を決めた理由】
週休2日だった
駅から近い
保健師業務ができる




【退職する時の心境】
仲が良かった人は退職を惜しんでくれた。
特に新人の頃からお世話になっていたベテランの方からは食事に連れて行ってもらい激励を受けたのがとてもありがたかった。
早く辞めたいという気持ちもあったが委員会業務や新人教育など、中途半端にやり残したまま去ることになってしまったのが今思えば惜しかった。
嫌いな人からは無反応だった。




【転職後の職場形態】
その他

【転職後の診療科目】
地域包括支援センター

【転職後の職場環境】
区が行っている高齢者向けの健康増進事業の運営。
保健師2名と社会福祉士3名ケアマネージャー7名。
年配の人が多くギスギスした職場環境で悪口が絶えなかった。
母体となっている施設の経営者の方針も古く、融通の利かない職場だった。




【転職後のイマイチなところ】
とにかく人間関係が悪く、上司と部下の風通しが悪かった。
陰口や悪口に耐えられなかった。
事業運営のパートナーとして組まされた介護職の人の癖が強く、常に機嫌をとらなければならない状況も嫌だった。
前職を早く辞めたいがために立地と休日に休みがとりやすい事だけしか考えていなかったことを後悔した。

【転職後の良いところ】
夜勤がなかったので比較的体調は安定していたと思う。
座り仕事も多く、体力的なしんどさは前職と比べるとほとんど感じず、家に帰ってからぐったりすることはなくなった。
研修等で時間外労働が発生する際もきちんと給料が支払われていた。
訪問先の人が倒れている等緊急の場合を除いて、人の生死を扱うプレッシャーはなくなった。




【生活と心境の変化】
長時間の残業や夜勤がなくなったのでより人間らしい生活を送れるようになった点は良かった。
今までの看護師の仕事とは全く違う世界だったので新鮮だった。
ただあまりにも人間関係が悪すぎたので、前職の「みんなで頑張って乗り越えよう」というアットホームな雰囲気がいかに貴重なものだったかということを思い知らされた。




【生活と心境の変化】
転職するべきではなかった。



【転職前の自分へアドバイス】
焦って転職せずに、色々な職場を検討して欲しいと思う。
面接の時点で感じた違和感や不信感は大抵当たっているので見ないふりをしないようにしてほしい。
「仕事が辛い」という理由だけで辞めてしまうには勿体ない職場なので、周りの力を借りながら今の職場で出来ることをコツコツとやって欲しい。
転職をしたとしても自分自身の弱味は変わらないので環境を変えることも大事だがまず自分が変わることが大切だと言いたい。