【脳神経外科の看護師転職】広い視野を持って、もっと自分を自由に解放すれば、どんな扉も開いている話

【脳神経外科の看護師転職体験談】広い視野を持って、もっと自分を自由に解放すれば、どんな扉も開いている話

【性別】女性
【職業】
正看護師(看護師)
【働き始めの年齢】
22歳
【転職時の年齢】
28歳
【転職して何年経ったか】
2年
【その後】
さらに転職し職場を変えた


【女性】
28歳のときに、
大学病院/脳神経外科
から、
総合病院/整形外科
に転職。




【転職前の職場形態】
大学病院
【転職前の診療科目】
脳神経外科
【転職前の職場環境】
主に意識のない患者の日常生活ケアや周手術期の患者の看護をしていました。
介護度や重症度が多く、看護師配置は十分なものの、毎日4?6時間程度の残業がありました。
残業代を申請しても、通っていないことが多かったです。




【転職の理由】
残業が多く、十分な身体的休息が取れず、精神的に休めなくなって来た
残業が多いのに、サービス残業ばかりで給与にも反映されない
看護師として働いているよりも、点滴の可能な介護士という仕事内容に専門性を感じない

【ためらった理由】
転職にいいイメージがない
転職先が見つかるか不安
転職先がよりいい職場環境だとは限らない

【転職の決め手】
毎日45分の前残業、6時間程度の後残業の状態が約8ヶ月程度続き、家で休む時間が取れない状態が長くなって来ました。
睡眠も十分に取れず、休みの日にも、係活動や委員会活動をするようになりました。
少し自分の時間があっても、いろんなことにだんだん興味関心が持てなくなりました。
旅行が好きだったのですが、旅行のことを考えるのもただの夢だと思うようになりました。
時間があるとぼーっとするだけで、時間が経っていきました。
気がつくと泣いていることが多くなっていきました。
初めは家で一人泣いているだけだったのですが、退職を決める直前の方は、何もないのに涙が止まらないことが職場でもあり、コントロールできなくなったため退職しました。




【相談した人】
退職や転職について誰にも相談しませんでした。
相談すれば、頑張って続けるほうがいいに決まっていると言われるとわかっていたからです。
しかし、心が壊れて来ていた実感があったため、このまま続けていてもきっとダメになってしまうと感じていたため、一人で決断しました。




【転職サイトを使ったか】
転職サイトを二社使った

【何社使ったか】
2社。
マイナビと看護のお仕事を使用しました。

【転職サイトのイマイチなところ】
まずは、どんな職場や環境があるのか見てみようと思い、情報収集のために登録しました。
登録すると、数分後には電話がかかって来て、条件や転職時期の希望を聞かれました。
気持ち的にすぐ転職希望ではなかったため、少しせかされているような、焦るような気持ちになってしまいました。
メールでの返信希望などとすればよかったと思いました。

【転職サイトを使って良かったこと】
転職の流れをしらなかったため、流れを聞くことができてよかったと思います。
また、膨大な病院やクリニックなどの転職先の中から、希望条件に合う職場を自分で探すのは大変だと思いますが、希望条件に合わせた転職先を探すのを手伝ってもらえるのはよかったと思います。
面接対策なども教えてくださったのは心強かったです。




【転職先を決めた理由】
通いやすい立地
優しいスタッフ
地元の知っている病院




【退職する時の心境】
いざ退職する前になると、少し寂しい気がしました。
もう少し頑張って働き続けられたのではないかという思いになりました。
周りのスタッフは、退職のことを寂しく思っていただけましたが、これで心も体も自由になれると、少しすっきりしたのを覚えています。
辞めてからもしばらくは、職場が恋しかったり、患者さんのことが気になったりしていました。




【転職後の職場形態】
総合病院(複数の診療科)

【転職後の診療科目】
整形外科

【転職後の職場環境】
周手術期の患者さんのケアです。
手術件数は大学病院より、圧倒的に多くかなり忙しい部署でした。
しかし、地元のスタッフや患者さんに囲まれ、アットホームで働きやすい環境でした。
大学病院と異なり、定年まで働かれる方が多い環境でした。




【転職後のイマイチなところ】
専門学校卒業後、就職し、定年まで働く方が多いので、ローカルルールやアップデートされない看護技術が多かったです。
小さい病院なので、看護師でなくてもできる仕事でも、看護師が時間を割いてしなければいけない仕事もあり、複雑な心境でした。

【転職後の良いところ】
スタッフ、患者さんともに、地元の方なので、ローカルな話題でほっころあったかい穏やかな気持ちで働けます。
業務的に、オペ件数が一日に9件とかなり多いし、平日毎日オペ日という感じでした。
忙しいからこそ、スタッフみんな力を合わせて、協力していました。
定年まで働く方が多いので、みんな休みは交代でとったり、家族事情も含めて有給や希望休暇も融通が利きやすかったです。
みんな順番だからという感じで嫌味はなかったです。




【生活と心境の変化】
委員会活動や係活動が業務時間内で終わることが多く、休日に出勤することはほぼなかったので、プレッシャーが減り心が軽くなりました。
自分の時間が持てるようになり、かなり心も体も楽になりました。
ワークライフバランスの意味を知りました。




【生活と心境の変化】
転職して良かったと思う。



【転職前の自分へアドバイス】
自分が壊れてしまってからでは遅いので、退職や転職を考えることは悪いことではありません。
看護師という資格があって、十分な経験があれば、どんな時でも自分のために空いている扉はあります。
もっと広い視野をもち、自分を責めないで、もっと解放してあげることが大切です。
長い人生、看護師一本でもないと思うので、もっと自由になるべきです。